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はてなダイアリー10周年おめでとう!

はてなダイアリー10周年おめでとう!

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はてな10周年ダイアリーおめでとう!
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2013年にやりたいこと

2013年にやりたいこと(http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/newyear2013)

  • お金を払って人に教えてもらいにいく

これが実に難しい.何かをしようとしたらまずはインターネットで検索して無料の情報を集めるような時代だから,わざわざ時間とお金を掛けて実際に人に習いに行くということは難しくなってきている.特に現状で不便なくこなせていく事に関して一歩踏み込んだことをやろうと考えたときに,プロに直接的に指導を仰ぐということをしなくなってきていると感じている.今のスキルでもなんとかなるんだから後は自分でどうにかやるよという気持ちでいると,どうしても自己流の要領の悪いままでいることになりがちだ.それを自己流に突き詰めていくという方向もあるのだが,そこまで独自性を出せる人はなかなかいない.それに労力をかけるだけの時間もない.だからまずは手っ取り早く人に教わることで,ある程度の水準まで一気に持ち上げてもらい,同時に型を経験することで目標や学び方を知ることができると思うのだ.そして今の僕には,そのモチベーションが欠けている.

LEARN from Rick Mereki on Vimeo.

そう,まさにこんな感じ.それにしてもこの動画は編集のおかげですっごい楽しく見えるんだけど,実際やってる最中とか未加工の動画を見ると案外つまんないんだろうなーと思うと,余計に習い事とか人に教わることが面白く感じてくる.実際やってみると何だこりゃってなるのがまあ普通だし,そのほうが色々と印象に残るし,やり終えた後の景色もさぞ違って見えることだろう.

料理の写真を撮るときに気にしているポイント

最近なるべく外食の時には料理の写真を撮るようにしているので,カメラを構えるときに気にしていることを書いてみる.当方カメラに関しては全くの素人なので,その辺はご勘弁を.適当な事書いてます.

料理の盛りつけ方によって視点を変える

  • 向きがあるもの
    • 例) 寿司,とんかつ,刺身の盛り合わせ,ケーキ
    • 向きにしたがって撮る
  • 向きがないもの
    • 例) ピザ,中華炒め,鍋
    • 上から撮るか横から撮る(人間の視点からわざと外す)

基本的に皿に載っている物が1つなら向きがない,2つ以上なら向きがあると思っても構わない.ただし,具材の形によって向きが決まっていたり,おわんなどの食器の性質により上を向いていると捉えられるものもあるが,まあその辺は適当に見て判断する.

向きが決まっている料理は,その向きに合わせて写真を撮る.変に構図をいじると料理が何なのか分かりにくくなる場合がある.向きさえ合っていれば,寄りで撮っても引きで撮っても問題ない.また,なるべく皿を含めて全体を映して,配置や構図を崩さないようにする.

向きが決まっていない料理は,なるべく人間目線で写真を取らないようにする.つまり,普通に構えて撮っても全然おもしろくないということ.向きが決まっていないのだから,なるべく普段見ない角度から写真を撮った方が面白い.平べったい料理なら上から撮るとか,盛られている料理なら横から水平に撮るとかすると,普段見ない写真が撮れて面白い.また,被写体を普通に撮っても面白くないと感じた場合には,一部だけを切り取って写真に収めることによって,構図が生まれて単調さが解消される.その時には,皿や背景を上手く利用する.

写真は絶対2枚以上撮る

必ず同じ写真を2枚以上撮るようにする.素人の写真は,手振れやフォーカスの位置,明るさなどによって印象が大きく左右されることが大きい.色んなものを撮って後で取捨選択できるように,なるべく複数枚撮るようにする.手動で連写しても良い.あと,撮った後にその場で良いショットを選んだりせず,時間があって整理するときまで残しておく.また,PCなどの大きな画面で確認すると写真の印象も変わってくるので,上手く活用する.

料理は早く食べる

料理は撮る対象でもあり食べる対象でもある.写真を素早く撮って,早く食べる.構図をあれこれ考えたりカメラの細かい設定に気を取られないように,料理が運ばれてくるまでに準備しておく.また,写真を撮る前に料理に手を付けない.盛りつけや形を整えるために,料理をこねくり回さない.食べかけの料理を写真に撮らない.

ちなみに...

僕は最近Evernote FoodというiPhoneアプリを使って記録している.お店と写真を紐付けできて,お店の場所を地図に表示できて,なおかつEvernoteに保存も出来るという優れもので,非常に便利.

インターネットで気をつけるべき文章表現

主に2chまとめとかレベルの低いニュースサイト向け.取り敢えず思いついただけ列挙してみた.

  • セリフ
    • e.g. 政府「お金なくなったわwww」
    • e.g. 知事「不祥事の事実はない」
    • 新聞などの見出しでよく見かける表現だが,執筆者の主観が大いに混じる可能性がある
    • 本文を読む前にポジティブ/ネガティブな印象を植え付けられることは避けられない
    • 発言の切り取りならば,誰が何を言っているのかを把握する必要がある
  • 喩え
    • e.g. それって運転免許取らずに飲酒運転しているようなものですよね.
    • e.g. 難しくてよくわからないから漫画のセリフでおk
    • 上手い喩えならば意味はそのままに難しい問題を単純化することができるが,下手に喩えを使うとコンテキストが損なわれる可能性がある
    • 前後の文脈を含めて文章をよく読む必要がある
  • 国家・国民の代弁
    • e.g. 全米が泣いた
    • e.g. イギリス人は植民地支配の歴史を忘れている.
    • あたかも大多数の総意であるかのように見せかける手法で,事実やデータを拡大解釈している可能性がある
    • 情報のソースを確かめる必要がある
    • ニュアンスとしては前述のセリフに近い
  • 偉い学者や論文誌の意見
    • e.g. 東大名誉教授の先生によると...
    • e.g. ...という結果がアメリカの有名論文誌に掲載されました
    • 権威で箔を付けている可能性がある
    • 持ちだされている人物や組織,雑誌名を聞いたことがあっても,まずは検索して評判や信頼性を確かめる必要がある

1周年おめでとうございます

はてなブログ1周年おめでとう! id:hatenablog

はてなブログで一般向けにシフトしたかと思いきや突如Markdownに対応したりと相変わらずな雰囲気がしておりますが,今後とも応援しております.


参考:はてなブログ1周年! ありがとうキャンペーンを開始します - はてなブログ開発ブログ

九井諒子の新刊は,なんだかんだで半分以上はFellows!などで読んでいた作品だったので,読みそこねていた部分を補完する形となった.人魚禁猟区なんかは同人誌ショップで探そうかとも思っていたのだけれども,単行本化してくれて嬉しい限り.

その中で「わたしのかみさま」という話がある.この話って自分でFellows!買って読んだわけでもないしなーと考えていたらふと思い出したのだが,たまたま今年の春に千葉の温泉旅館に1冊だけ置いてあったFellows!を読んだのだった.この旅館,なかなかに変わった旅館で,大抵の旅館の待合室にある漫画なんてものは,あっても大昔のジャンプの単行本なんかが飛び飛びである程度というのが相場(だと思う)のだが,この旅館の漫画のラインナップはえらく洗練されていて,萌系の比較的新しい単行本から同人誌に至るまで,明らかに旅館の息子が集めたであろうタイトルの数々.あの光景はなんとも異様というか何というか,友達の家にいって本棚を漁る時のような感覚で,温泉宿という空間から一気に現世に引き戻された気がした.その中に九井諒子の漫画が載ったFellows!があったからこそ,私は単行本化する前に読むことができたのだが,今考えるとなんでFellows!のあの巻だけあったのか謎で仕方がない.

Fellows!(Q) 2011 AUTUMN

Fellows!(Q) 2011 AUTUMN "Quiet" (ビームコミックス)

九井諒子の「気付き」のトリック

前回(http://yag-ays.hatenablog.com/entry/2012/10/07/161201)の続き.

前回はあまりあからさまに書かなかったが,要するに自分の中に持っているものを否定するなということだ.イジメに対して怒りを覚えたり嫌悪感を感じたりするのは何も悪いことではない.ただ,それを自分の外部のことなんだと排除して純粋な悪として捉えるのは間違っているということだ.ストレス発散みたいな感じで憎悪を素直に表に出すのはまあいいけど,それで満足というのはあまりにも幼稚すぎやしないか?

客観視し始める「ふとしたキッカケ」

これは小説や漫画のストーリーの見方にも顕著にあらわれる.例えば,アンパンマンやドラえもんなどで,悪者として出てくるバイキンマンやジャイアンなどを主役に置いて,物語の中でしっくり来なかったズレの部分は実は悪役が裏で何かしていたのだといった二次創作や妄想の類はいくらでもある.悪役が裏では努力しているのに正義の味方は何もしなくても勝てるといった話でも良い.2chまとめblogにいけば,そういった話はいくらでも転がっている.そのような話を見ると,もう昔のような純粋な気持ちでは子供向けのアニメは見られないんだな,みたいな感じになるのがお決まりなのだが,僕としては,それこそ大人のモノの見方を習得した証なんだと思わずにはいられない.

そういった客観的な考え方は,ふとしたキッカケで訪れる.子供の時によく見たアニメを大人になって見返して「懐かしいな〜」なんて思っていると,ふと気付く.「あれ,なんでバイキンマンはみんなを襲うんだ?」「ジャイアンやスネオは意地悪だけど道具を使った時ののび太も大概だよな」みたいに,昔では疑問にさえ思わなかったことが吹き出してくる.それは,悪役の立場にたって考えるという行為が出来るようになったからであり,物語の世界と現実の世界のズレとして物事の背後にある理由を考えずにはいられないという事の現れでもある.つまり,そういった経験を重ねていくうちに,実は小説や漫画に出てくる人物というのは見方であれ敵であれ一人の人間として存在しており,人間であることははつまり自分と同じ,言ってしまえば登場人物みんな自分なんだとということを感じ取るようになると僕は思う.

九井諒子の漫画に潜む「ふとしたキッカケ」

さて本題だが,上で書いたような「ふとしたきっかけ」を気付かせてくれるというのは,九井諒子が非常に得意としているところだ.例えば「竜の学校は山の上 九井諒子作品集」では,架空の存在である竜が現実に存在しているのだが,ファンタジーにあるような力強さや権威の象徴としてではなく,あまり実社会に役に立たないような,ちょっと人を載せて飛べる程度のただの動物として出てくる.漫画の舞台である大学には竜を研究する学科があり,その学生たちが竜について勉強したり研究したりしている.しかし,登場人物はみんな竜のことをゲームに出てくるモンスターみたいな感じで見てはいない.ただの生き物,しかも家畜などと違って余り人間の営みの役に立たない野生の動物程度にしか感じていない.そういった中で,竜と人間の関係に悩む学生が,竜が好きな先輩との交流の中で次第にその答えを見つけていくというのが,九井諒子の「竜の学校は山の上」という漫画だ.これを何も考えずに読めば「ああ,九井諒子は竜をこんな感じで扱うのね,そこが新しいからチヤホヤされてるんだね」みたいな斜に構えた考えになりがちなのだが,僕が思う九井諒子の漫画の凄さというのは竜の出し方が新しいからなんかじゃないんだと強く主張したい.この漫画における竜という存在は,実は現実にある色んな役に立たないと思われがちな物事を象徴しているのだということだ.竜に代弁させている現実世界のいろんな事というのは,当然役に立たないと思われてるから,別にそれを漫画にしたって面白くない.でも竜というファンタジーを少し加えて漫画にすることで,ぐっと対象物への先入観がなくなって,世間から疎ましく思われていること自体をじっくり考えはじめる動機になる.この物語はファンタジーだと思って読み始めるんだけど,ふとしたキッカケで「これはファンタジーじゃなくて現実そのものなんじゃないか?」と気付く.これは本当に凄いテクニックで,ちょっとした仕掛けで非常に有効に機能していると思う.僕が九井諒子を非常に評価しているのは,まさにこの部分なのだ.

まとめ

さて,当初のイジメの文面から非常にそれてしまったが,結論としては,

  • 小説や漫画の物語に出てくるすべてのことは,自分の中にあるものだと考えよう
  • 九井諒子の漫画は「気付き」のトリックが非常に機能している

ということだ.

ああああああ,九井諒子の新刊楽しみだなぁ〜〜〜〜〜〜〜